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教誨堂
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教誨堂

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重要文化財
- 読み
- きょうかいどう
- 区分
- 移築復原
- 建築年代
- 明治45年
- 再現年代
- 昭和56年
- 規模
- 面積:404.87m²
この建物は教誨事業の行われた講堂で、教誨とは収容者に対して行う精神的、倫理的、宗教的な強化指導のことである。僧侶や牧師が受刑者に人の道を説き、更生へと導くように尽くした場所でもある。
建築にあたり、受刑者は精魂こめて作ったと語り継がれている。
屋根は桟瓦葺入母屋造りである。小屋組みは二重梁より上にキングポストトラスを組み込んだ大スパンのクイーンポストトラスで、柱と陸梁を方杖で固め、無柱の大空間を実現している。
内部は板張の一室で、正面舞台と左右に脇室を備える。内部の壁は漆喰風仕上げで腰板は竪板張り、天井は蛇腹を二重に廻し折り上げた天井で、丸形の中心飾りが三箇所付けられている。
外壁は隅のみ柱形を付けた下見板張で、腰を竪板張りとし、櫛形ペディメント付きの上下窓が設けられている。軒は垂木で隅を扇に配り、軒反りを付け、妻飾りの破風には植物の葉をあしらった独特の鰭付懸魚を吊っている。
和洋折衷の意匠や技法を組み合わせた建築であり、細やかな細部意匠に司法省の設計水準の高さや施工技術が示されている。

