プレスリリース
「博物館網走監獄 2010年2月に新展示施設『監獄歴史館』公開」
報道機関各位
プレスリリース2009年12月29日
実際に使われていた網走刑務所旧施設を保存公開している博物館網走監獄 (北海道網走市呼人1-1・運営 財団法人網走監獄保存財団 理事長鈴木雅宣) は、既存の展示施設、行刑資料館を大幅にリニューアルし、 新施設『監獄歴史館』として2010年2月1日に公開する。
【120年前の囚人作業を体感】
現在、公開に向けて急ピッチで準備作業を進めているが、新展示の核に 『赫(あか)い囚徒の森—---知られざる220kmの苦難---体感シアター』 と名づけた大規模な映像設備を据えた。 国内の博物館施設では初の設置となる三方向多層スクリーンに9台の プロジェクターを連動させて映し出す迫力あふれる7分間の映像と周囲に リアルに再現された当時の情景が、見る者を120年前の旭川・網走間の 中央道路工事現場に誘い、網走に監獄を設置した時代背景、犠牲者が続発 した厳しい囚人作業の実態を『体感』させる。
【現在の刑務所単独室を正確に再現】
また法務省矯正局の協力により、現在の刑務所の一部を正確に館内に 再現した。実際に入ることができる単独室4室、共同室1室などは、網走 刑務所の新収容施設に準じた構造となっている。この展示が加わったこと により博物館網走監獄が保存公開している明治期に建築された木造獄舎と 現在の刑務所施設の比較が可能となった。
【様々な体験】
歴史館2階は、網走監獄の設置から将来の刑務所の姿までを時間軸を基に 構成、展示したが、展示空間作りに網走監獄に関わる様々な建物の意匠を 採用した。例えば廊下部分は、木造の鏡橋のような欄干が取り付けられ、 展示コーナーのモチーフには、レンガ門や木造獄舎の斜め格子、昭和初期の 慈恵院の羽目板の壁面などを用いた。 今までの博物館網走監獄は、リアルなマネキン人形による情景再現で 「見せる」、解説は壁面の説明パネルを「読ませる」展示方法であったが、 歴史館では様々な手法を用いて見学者が「参加・体感・体験」できる展示を 採用した。 明治時代に囚人の足に付けられた「鉄丸」や、道路工事現場で担いだ石の 重さを体験できる展示や、明治から大正の「監獄」と呼ばれた時代を、 同時期に収容されていた有名囚・五寸釘寅吉こと西川寅吉が語るコーナー。 「キビ饅頭」や「小さな錆びたバリカン」などの再現資料から網走監獄、 網走刑務所に関わる小さなエピソードが展開されるコーナー、そして様々な 接点から網走刑務所に関わってきた網走市民が、その思いを映像で語る コーナーが設置された。
【北海道観光の新たな目玉として】
なお博物館網走監獄では、新展示施設公開までの状況を公式ホームページ内 にてブログ形式で紹介しており、通常は目にすることができない 「博物館ができるまで」の過程が公開されていることが話題になっている。 監獄歴史館は、2月1日午前10時にテープカットを行い一般公開を開始となる。 公開時期が網走・知床に流氷がやってくる冬の観光シーズンとも重なること から、厳しい状況が続いている北海道観光の新しい目玉になればと地域も 注目している。
【オープニング】
博物館網走監獄では新施設の感想を聞かせていただきたいと 『監獄歴史館公開:網走市民モニター期間』として公開から2月7日までの 一週間、網走市民を対象に無料公開を実施する。 また同期間に実施する『監獄歴史館・体感アンケート』に回答していただ いた方には抽選で記念品を贈呈することとなった。
この機会に是非、博物館網走監獄を訪れてみてはどうだろう。
博物館網走監獄公式ホームページURL http://www.kangoku.jp/
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【この件についての詳細など報道関係の窓口】財団法人網走監獄保存財団/博物館網走監獄
事務局 総務管理部長 配島 淳
電話 0152-45-2411 FAX 0152-45-2338
E-Mail a-haizima@kangoku.jp
「博物館網走監獄 自然ふれあいプログラム 自然体験フィールド ニポポの森」に着手。
報道機関各位
プレスリリース2008年9月25日
今年開館25周年を迎えた博物館網走監獄(北海道網走市呼人1-1・財団法人網走監獄保存財団運営)は記念事業の一環として博物館に隣接した所有する森林を活用し、「自然体験ふれあいプログラム」に着手することとなった。
事業は東京農業大学オホーツクキャンパスと受託研究契約を締結し、『博・学連携』で進める。東農大からは、東農大・オホーツクキャンパス 動物資源管理学研究室 横浜道成教授(生物産業学部長)、植物資源保全学研究室 鈴木悌司教授、東農大・本校より 自然環境保全研究室 麻生 恵教授、地球環境科学部造園科学科 木村悦之講師が 本プログラムに参加、大学と博物館のノウハウを活用し、プログラム参加者が自ら体験し、考え、行動する環境教育の参加協働型プログラムだ。
予め完成した自然公園を利用してもらうだけでなく、今ある森を守り育て、地域の自然と触れ合うことで網走の地域を知り、歴史や文化を学び、環境を考えることを目的としている。
活動拠点として博物館が所有する網走国定公園内大曲河畔の森林5万㎡を提供、「ニポポの森」と名づけた。「ニポポ」はアイヌ民族の言葉で「小さな木のこども」を意味し、昔からどんな願いもかなえてくれると信じられていた。その意匠を生かした木彫人形は、網走刑務所の作業製品として網走を代表する観光土産品となっていることもあり、今回この森を守り育てるシンボルとしてニポポの名前をつけた。
9月6日には第1回「ニポポの森づくりワークショップ」を開催、東農大、博物館、地元観光関係者など15名が参加し、現地視察を行い意見交換会を開催した。今後は10月25、26日の両日に「第2回ワークショップ」を開催し、現地のフィールドマップ作り、下草刈りと検討会を開催する予定だ。
事業の着手にあたり、博物館を運営する財団の酒井忠理事長は、
「当館は貴重な網走刑務所建造物の保存公開を主にする歴史博物館として歩んできたが、豊かなオホーツクの自然環境の中に立地する屋外型博物館としての側面を生かし、環境教育に対しても今後は積極的に取り組みを進めてまいりたい。かつて、網走監獄と呼ばれた網走刑務所は囚人たちの力で、原始の森を切り開いて網走の歴史を作った。今、博物館網走監獄は、森を育てることで新しい歴史作りをしたい。
この森が天都山地区の新しい魅力の一つとして、当館入館者の確保だけでなく網走観光の厳しい現状を打破するきっかけとなればと願います。」と述べている。
「森づくり」の状況について博物館ではHP内に新たに9月25日より「ニポポの森」ブログをリンク、最新の情報、過程を公開していく。参考資料:博物館網走監獄 ニポポの森企画(pdf)
博物館網走監獄、1千万人入館を達成
報道機関各位
プレスリリース2008年5月2日
今年で開館25周年を迎える博物館網走監獄(北海道網走市呼人1-1・財団法人網走監獄保存財団運営)が、5月2日午前9時30分に通算1千万人目の来館者を迎えた。
1千万人目の来館者になったのは、静岡県掛川市からお見えになった太田豊(おおたゆたか)さん(77歳)とマサエさんご夫妻。お孫さんの運転で北海道観光旅行中に立ち寄った。博物館では、太田さん夫妻に参加していただき、正門前で鏡割りのセレモニーを実施、記念品として、網走刑務所作業製品の木彫のニポポ人形と、地元網走の海の幸、山の幸の詰め合わせを贈った。
太田さんは「孫が北海道旅行に誘ってくれ、今日こんなうれしい事があった。今年は更にいい年になりそうだ」と語った。
網走刑務所でかつて使われていた木造建造物などを、そのままの状態で保存公開している博物館だが、民間運営のため25年の歩みは決して順調なものではなかった。かつては年間60万人の観光客を迎えたがここ数年は30万人代まで低迷している。
しかしながらその活動は高く評価され、平成8年には登録博物館として認定を受け、平成17年に保存している網走刑務所旧施設のうち三棟が登録有形文化財に認定されている。最近も館内で保存されている旧施設内食堂で実際に網走刑務所で出されたものと同じ内容の食事を食べることができる「体験監獄食」を実施したところ、年間1万人以上が参加するなど話題提供を続けている。
開館25年をこうした形で迎えることが出来たことを素直に喜び、今後も民間ならではの知恵と努力を積み重ねていく糧としたいと財団では考えている。
「番外地の生みの親」、網走に眠る・・
報道機関各位
プレスリリース2006年8月9日
昭和40年代の大ヒット映画シリーズ「網走番外地」中、第1作を含み10作を監督した石井輝男氏は、まさに「番外地の生みの親」といえる。
石井監督は2005年8月12日、享年81歳で死去したが、本人がロケで何度か訪れた網走への埋葬を希望していたことから、石井組関係者が中心となり、網走市の潮見墓園に墓碑が建立された。
網走市と、網走刑務所の旧施設を博物館網走監獄として公開・運営している財団法人網走監獄保存財団(理事長・小野塚正衛)が、「石井監督は網走の知名度をアップさせた恩人」として、恩返しの意味を含め網走側の受入窓口となって設置に協力をし、石井監督の墓碑が完成、8月5日に石井監督の関係者が参列し納骨の儀が執り行われた。
墓碑に刻まれた銘文「安らかに」を揮毫したのは、網走番外地シリーズに主演した俳優・高倉健氏、三基の墓碑の一部には石井監督の年賦、代表作が刻まれている。
これに併せ、博物館網走監獄では、「映画・網走番外地が網走を舞台に撮影された」ことを、網走を訪れる観光客に伝える手段として、「映画『網走番外地』撮影地の碑」を設置した。設置場所は、博物館網走監獄入場口前。石碑の高さは1m60cm、網走刑務所のレンガ塀を思わせる赤茶色の天然御影石製。表には「映画監督・石井輝男の作品「網走番外地」のシリーズは、網走刑務所を舞台に作られた。石井監督の墓は、網走市内潮見霊園にある。」と刻まれている。
石碑の周囲には高倉健氏が歌った同名の主題曲「網走番外地」の歌詞にある「赤い 赤い 真っ赤なハマナスが・・・」に併せるかのように博物館網走監獄の職員達がハマナスの苗を植栽。来年の夏は、石碑の周りをハマナスの花が飾ることになる。
除幕式は墓所への納骨の翌日となる8月6日、博物館網走監獄(網走市呼人1番地の1)を会場に行われた。除幕式には、納骨に引き続き石井氏の関係者が参列した。石井氏が主宰していた石井プロダクション(現在の代表はかつて石井組の助監督を務めた映画監督山際永三氏)は、博物館網走監獄に石井監督の遺品や映画撮影に関連する資料を寄託、博物館では、網走刑務所が現役の矯正施設でありながら同時に有名な観光地でもあるという特異性を伝える資料として有効な活用策を検討したいと考えている。
「塀に隠された秘密のレシピ」 食べる・感じる・監獄食
報道機関各位
プレスリリース2006年4月21日
博物館網走監獄は、現在の網走刑務所で収容者が食べている食事のメニューを再現し「体験監獄食」として提供している。今年も4月21日から、実際に刑務所の食堂として使っていた「網走刑務所旧二見ケ岡農場食堂棟」を会場にした食事コーナーが設置される。昨シーズンは6,000人以上が味わった『塀に隠された秘密のメニュー』、あなたも味わってみませんか?
-「監獄食」について-
北海道網走市にある博物館網走監獄(運営:財団法人網走監獄保存財団)では、一昨年から、網走刑務所の協力を得て、実際に収容者に提供されているメニューを研究、博物館の見学者に実費で提供を始めた。昨シーズンからは、博物館網走監獄内に移築保存されている網走刑務所旧二見ケ岡農場建築物群の中の実際に食堂として使っていた部屋を会場にしたところ、大きな宣伝をしなかったにも拘らず話題となり、一年間で6,000人が「監獄食」を味わう(体験する)こととなった。
博物館では、1日10食程度で計画をしていたため、材料や会場の準備など大わらわになったのだが、窓にはめ込まれた木の格子、急遽取り揃えた中古のパイプ椅子や会議用テーブルが整然と並べられた食堂は、逆に無骨な「刑務所らしさ」を感じさせる。食堂内には、明治時代の服装の囚人の人形10体が食事をする様子が再現されており、並んで記念撮影する来館者も多かった。
「糠サンマ」や「ホッケの開き」などオホーツク海産の焼き魚がメインのおかずになり副食には「切り干し大根」や「野菜のソテー」、主食は米7:麦3、月替わりでメニューは変更されるのだが9月の提供メニューの場合は総計 約632キロカロリーの「意外なヘルシー志向」メニュー。
一食500円の提供は、「実際には利益はありません(担当者談)」、博物館では、これも一つの刑務所の姿を教える「教育普及活動」として取り組んでいる。今年も会場として使うための準備が進んでいる「二見ケ岡農場建築物群」は、2005年7月に文化庁から登録文化財のお墨付きをもらった明治29年建造の貴重な建物。博物館は、保存上のリスクを踏まえたうえで、実際に建物に使ってもらうこと、さわってもらうこと」で歴史を入館者に「体験」してもらいたいと考えている。
今年度の「体験監獄食」は、以下の通りで行われる。-「監獄食」スケジュール-
- 場所:『二見農場食堂』
- 日時:営業期間 平成18年4月21日(金曜日)〜平成18年10月30日(月曜日)
営業時間 午前11時から午後3時まで
(オーダーストップ午後2時30分) - メニューは、食事は監獄食のみ。500円です。※ 団体でのご利用は、予約対応になります。
- 別途入館料がかかります。












